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キシリトールとは

キシリトールの意外な原料

アナタは今まで、キシリトールガムを噛んだ事はありますか?

ここ10年で急速に広まったキシリトール。 知らない人はいないぐらい有名になりましたが、 このキシリトールは何で出来ているか、あまり知られていないのが現状かもしれません。 実はこのキシリトールの原料は、白樺の木の樹液なんです! フィンランドでは、キシリトール(Xylitol)を白樺糖とも呼んでいるそう。

ビックリですよね。

またフィンランドでは、土地が沼地の為、白樺を植樹して畑や住居の確保をしています。 背が高く大きくなったら地盤が弱いため倒れてしまうので伐採し、その後は木材・紙・キシリトールになります。ですから地球にも優しいんです。

現在は、白樺の木から採取するというよりも、人工的に作られているそうですが、元々は白樺の木の樹液の糖アルコールの一種です。

糖アルコールとは、糖質甘味料に分類される、天然にも存在する甘味料。
※甘味料とは、食品に甘さをつける調味料のことで、代表的なものに砂糖があります。 ちなみに、キシリトール以外の糖アルコールは、ソルビトール、マルチトール、エリスリトールがあります。

これらの成分も虫歯を作らない「歯によい」甘味料ですが、キシリトールは虫歯を作らないだけでなく虫歯の発生を少なくする効果があります。

また、キシリトールはお砂糖と同じぐらいの甘さがありますが、砂糖でもお酒でもありません。色や形状は一緒に見えますが、成分も原料も異なるんですね。

キシリトールはこんなところにも

虫歯予防に使われているキシリトールは、白樺などから作られますが、実はわたしたちが毎日食べている野菜やくだものにも、微量のキシリトールが含まれています。

たとえば、いちごには約350mg、ラズベリーには約260mg、レタスには約130mg、ほうれん草には約100mg (すべて100g あたり)のキシリトールが含まれています。ただし、これらの野菜を食べているからといって虫歯予防になるわけではありません。 キシリトールは自然界に存在する甘味料ですが、菓子類などに含まれているものは、天然の素材に手を加えて作った甘味料になります。

いろいろなところで使われているキシリトール。 私たちが食べている身近な食材にも入っていたなんで驚きです^^;

そのほかにも、

  • 人間の肝臓(1日に5~15g 程度のキシリトールが生成)
  • 着心地がさわやかなシャツやストッキングなどの衣類(熱を吸収する吸熱作用の効果)
  • 化粧品や入浴剤(保湿成分のひとつとして、キシリトールが配合された製品が販売)
  • 歯磨き粉や洗口剤
  • 医薬品
    虫歯の発生を抑える効果と、薬品に加工しやすい安定した性質が注目され、キシリトールを使ったトローチや錠剤などの薬品も増えています。
  • 点滴
    キシリトールはインシュリンの値を上げずに、すみやかにエネルギーとなるので、糖尿病の方が摂取しても血糖値が上がりません。日本の病院でも、昔からカロリー摂取のための点滴用輸液として使われていました。

キシリトールは代用品だった

キシリトールは意外にも深ーい歴史があるようです。

はじまりは、あのフィンランド。第二次世界大戦中、フィンランドは砂糖の不足に直面ており、砂糖の国内生産が不可能だったためフィンランド人が代用品として発見されたのがきっかけです。 その結果、フィンランドの科学者が白樺の樹液から精製される低カロリーのキシリトールを再発見します。そして1891年、ドイツで初めて生産されていたようです。

日本では?というと、これも昔から使われていました。ただし、それは医療用としてです。

輸液(点滴剤)に含まれる炭水化物として10年以上使用されてきましたが、1997年4月17日、厚生省(現厚生労働省)はキシリトールを食品添加物として使用すること許可しました。 なので、医療用以外で私たちに知られるようになったのは、ごく最近のことなんです。

 
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